Hot Heart, Cool Mind.

会計×IT の深層へ

会計

「IFRSの導入で会計と業務の関係が変わる」

若干「あおり系」のタイトルですが、先週(3月18日)、標記の題目で、関西IT勉強宴会で、お話させて頂きました。 ==== プレゼン内容は、IFRSの各基準の内容を解説するのではなく、会計基準とは何であって何でないか、そして、歴史的文脈の中で、今回のIFR…

会計と簿記と財務と

ブログ界隈で、最近、小じんまりと話題になっている「会計と簿記と財務って何が違うの?」って質問について、シナプスが複式簿記で通信している僕がお答えしてみる。

業績評価と「管理可能性」

お客様の会社で業績評価について議論していると「管理可能性」の話題になることがよくある。「コントローラブル」かどうか、という言い方をすることもある。

本支店会計について-簿記と情報技術の視点から

簿記のテクニックのひとつに「本支店会計」というものがある。これは、会社がいくつかの支店や工場を持つ場合において、各支店(以下、工場を含む)がそれぞれ独立した帳簿を持つ制度である。 ==== 「独立した帳簿を持つ」というのは、本店と各支店のバラン…

論点整理-会計システムと組織変更〔業務要件編〕

会計システムを構築する際、かならずといってよいほど組織変更への対応方法が話題にあがる。しかし、多くのプロジェクトでは通常業務への対応で手いっぱいになり、こうした付随的なテーマには十分な検討の手間を掛けられないのが実情である。そのため、組織…

制度会計システムと管理会計システム

データモデルに関する素晴らしい本を書いていらっしゃる渡辺幸三さんが、「会計システムのアーキテクチャ論」と題して、制度会計システムと管理会計システムの関係についてブログに書いておられた。

決算処理の本質と仕訳処理

複式簿記ではすべての取引を「仕訳」という単一の形式で表現して記録する。このことによって、企業活動の全体像をB/S・P/Lという単純に要約されたかたちで捉えることができる。これは複式簿記のすばらしい特長である。しかし、その反面、複式簿記になじみす…