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会計.増減複式簿記

複式簿記は何が「複式」か―簿記に秘められた二重の複式性

「複式」って言えば借方・貸方に決まってるじゃないかって?まあ、そう言わずにお付き合いください(^^) 〔ご注意〕これは僕のライフワークのひとつ「増減複式簿記」の宣伝記事でもあります。 ==== 借方と貸方 「借方・貸方」というのは単に記入場所の名…

増減複式簿記論文のPDFをUpします

以前、「企業会計」誌にご掲載頂いた論文「増減複式簿記-キャッシュフロー時代に即した簿記の拡張」のファイルを、出版社から頂きました(編集ご担当者様ありがとうございました)。 ご興味のある方は是非ご覧ください。 【問い】 増減複式簿記を導入すると…

増減複式簿記の論文掲載

増減複式簿記についての論文が、「企業会計」誌5月号に掲載されました。 ==== タイトルは「増減複式簿記-キャッシュフロー時代に即した簿記の拡張」としています。 この論文掲載が、増減複式簿記というコンセプトに少しでも多くの方が目を向けていただく機…

増減複式簿記のコンセプト

「キャッシュフロー時代の複式簿記-単純仕訳と複合仕訳をてがかりに」で提案した拡張型の複式簿記について整理しておく。 ==== 名称 呼び方がないと不便なので、いちおう「増減複式簿記」と呼んでおく。 拡張の意図・ねらい 現在の複式簿記は、計算構造とい…

キャッシュフロー時代の複式簿記-単純仕訳と複合仕訳をてがかりに

簿記の本を読むと、仕訳には単純仕訳と複合仕訳があると書かれている。単純仕訳は、借方・貸方の勘定科目が一対一で対応している仕訳であり、複合仕訳は両者の対応が、多対多になっている仕訳のことだ。 たとえば、1000円の買掛金を支払う際に20円の割引を受…