ドメイン駆動設計に関して過去にお話しした際の発表資料やその他書いたものをまとめました。
PHPカンファレンス2015とその再演
2015年10月3日に開催された同カンファレンス内のPHPメンターズセミナー「モデルを設計せよ!―ドメイン駆動設計を超えて」が、ドメイン駆動設計に関して初めてお話しした機会でした。
ドメイン駆動設計に関してはその後も色々な表現でつぶやいたりしていますが、結局は、この時に発表した内容の変奏曲にすぎません。
PHP Mentors — PHPカンファレス2015...←山根さんによる参加記
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これは、ご出席の皆様からは結構ご評価を頂き、2回、内容を少しずつずらせながら再演しました。
再演 1:IT勉強宴会
IT勉強宴会の佐野さんから、PHPカンファレンスの内容を「もう一歩進めながら再演」してよという、いつもながら強引なリクエストを頂戴し、2015年11月6日に実施しました。どうやったら「もう一歩進めながら再演」になるんじゃい^^
問題領域と解決領域の関係性は視点によってずれていく(p.6)という認識にもとづいて、ドメイン特化基盤(DSP)上でのDDD(p.14)という開発モデルの構想を提示しています。これは、なんのことはなく、フュージョンズで私たちがやっていることの解説です。
ドメイン駆動設計の実践例 - 経営管理基盤 fusion_place←佐野さんによる解説
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再演 2:DDD.rb
2015年12月19日のDDD.rbでも、PHPカンファレンスの内容を再演しました。新しく追加したのは、p.22以降、DDDとジェネレーティブ・プログラミングの関係性について。これがまさに、fusion_placeで僕がやりたいことです。
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PHPメンターズ記事
カンファレンスの成功?に気を良くしたPHPメンターズ久保さんは、「次は世界です」と仰せになった。そういう事情で、僕は英語で書くことになってしまったわけです。それで書いたのがこれ。
PHP Mentors — Two Domain Models - An Implication of DDD
もうこの時点で、僕の精神は世界に羽ばたいていて、日本などという辺境に興味は無いのですが、取り残された皆さんのために、親切な久保さんによる邦訳もついてます:
PHP Mentors — 杉本 啓「2つのドメインモデル―DDDの含意」
これで、世界におけるドメイン駆動設計の潮流は一変し、僕は、DDDEUなどに招かれて基調講演しているのが本来あるべき未来だったのですが、なぜか、違う時間線に迷い込んだみたい。今も、ツイッタ―上で、集約とか値クラスとかドメインサービスの「設計」に関する、ドメインになーんも向き合っていないような議論を聞きながら生きているわけですw