Hot Heart, Cool Mind.

会計×IT の深層へ

今年もお世話になりました

FusionPlace をリリースして丸一年、多忙な反面、改めて考えることも多い年でした。
バックに組織の名前を持たない立場で仕事をすることの大変さを改めて痛感する一方で、
昔からの知人・友人、それに、お客様を含め、
あらたにお知り合いになれた方々の応援に励まされることも多々ありました。


会社としての判断の結果、導入実績等の理由でご採用に至らなかったケースでも、
このソフトを気に入って、社内であえて波風を立ててまで、後押しして下さった方々もいらっしゃいました。
あのときは、嬉しかった。
本当に有難く、感謝しています。

最近の日本については暗い語り口で語られることが多いですが、
FusionPlace のご紹介活動を通じて、色々な方とお会いして感じたのは、
決して、日本人すべてがリスクを恐れ、新しい可能性にしり込みし、委縮しているわけではないということです。
むしろ、こうした新しいツールひとつをとっても、
イデアを面白がり、変化を想像し、どうしたらうまく周りを説得できるだろうか、
今すぐはダメでも、これをテコにして何かを始められないだろうか
と考えて下さる方が沢山いらっしゃいました。

先が見通せないときには不安を感じるのが人間の心情です。
そんなとき、不安に迎合して見通しが暗い暗いと嘆くのは簡単です。
だけどロジカルに考えれば、「見通せない」=「暗い」ではないはずです。
単に「見通せない」だけなのです。

先が見通せないときにも、僕たちは、足もとを見、そして周りを見ることができます。
足もとには道があります。目的地につながっているかどうかは不確かでも、
うっすらとではあれ、その方向に伸びています。
そして周りをみれば、そこにいる人々は愚か者ばかりでしょうか。
見通せない変化を恐れて、ただ立ち尽くしたり、右往左往する連中でしょうか。
少なくとも僕がこの一年にお会いした方々の多くは、そうではなかったように思います。

であれば、そうした人々の間に立って、
自分の周りの地面を一歩ずつ踏み固め、
遠くに向けた視線の至るところまで歩いていくことが、
僕にも出来ると感じるのです。

一年の最後に演説をぶってしまいました。
来年もよろしくお願い致します。