2008-01-01から1年間の記事一覧
五年前のこの季節に亡くなった父の存命中、僕と父は薄い関係だとずっと思っていた。みまかった後になって、自分の中の父の大きさに気づき動揺した。 去年の同じ季節に、父の死を想っていくつか歌を作った。いつか消える想いを紙に留めることにも意味はあると…
オバマ氏の勝利演説を聞いて柄にもなく感動した。といっても僕の貧弱な聞き取り能力では半分くらいしかわからないのでスクリプトを読んでみた。で、また、感動した。というわけで、すでにいくつも訳が出ているにもかかわらず、勢いで全文翻訳してしまった。…
Web上の記事を読んでいるとSI業界の諸悪の根源として「多重下請構造」が槍玉にあげられていることがよくあります。これは、本当に正しい批判なんでしょうか。
オブジェクト指向設計においては、独立性の高いプログラム部品(オブジェクト)の集合としてシステムを構成します。そのため、システム内部の部品と部品の間の役割分担を適切に設計することが大変重要です。このような役割分担は多くの場合「インターフェー…
さて今回はお約束通り直接法のC/Fの作成方法を解説します。といっても今まで解説してきた間接法と大して変わらないんですけどね。 ==== 直接法のC/Fを作る 間接法と直接法の違いは営業キャッシュフローの部の表示方法にあります。前回までにご紹介した間接法…
前回までで、キャッシュフロー計算書作成の基本メカニズムに関して説明を終えましたが、実務上は左記に加えて補助的なメカニズムがあった方が望ましいと考えています。今回はそのような補助的な仕組みについて、それが必要とされる背景と合わせてご説明しま…
前回は、キャッシュフロー計算書作成の基礎原理として「C/FはB/S各項目の当期増減をもとに作成する」ということをご紹介しました。しかし、前回のようにB/S各項目の当期増減をC/F項目に単純にひも付けるだけでは不十分な場合があります。今回はそのような場…
キャッシュフロー計算書の作成方法については、経理部門の方でも何となく「難しい」という意識を持っていらっしゃることが多いのですが、理屈(作成原理)は実はとても単純なのです。キャッシュフロー計算書は、「増減複式簿記」とも深い関係があるので(※)…
ERPにおける「統合」とは何かと考える場合に、「会計帳簿」の概念がひとつのキーになのではないかと最近考えるようになりました。 ==== 業務システムのデータベースは、いってみれば大きな帳簿です。これは会計システムに限らず、販売管理や生産管理であって…
要件定義が難しい理由として「要件は変化する」とよく言われますよね。「変化の激しい現代の経営環境においては」といった枕詞をつけて。しかし本当に要件はそんなに変化するのでしょうか。
...というと堅苦しく聞こえますがそんなに難しい話ではありません。 ==== 監査証跡(audit trail)とは情報処理に関する記録であり、とくに取引に関する情報処理において、取引の存在を示す証憑[*1]から、情報処理の結果である財務諸表等の資料までを切れ目な…
前回のエントリで仕訳のB/Sインパクトを抽出するというテクニックを紹介しましたが、このテクニックは連結会計の仕組みを理解する上でとても重要です。 ==== 連結会計では、毎年度、グループ各社の財務諸表をスタートラインとして、それに対する修正仕訳を投…
「複式」って言えば借方・貸方に決まってるじゃないかって?まあ、そう言わずにお付き合いください(^^) 〔ご注意〕これは僕のライフワークのひとつ「増減複式簿記」の宣伝記事でもあります。 ==== 借方と貸方 「借方・貸方」というのは単に記入場所の名…
システムエンジニアに業務知識が必要かとか、必要だとすればどの程度必要かといったことが時々話題になるが、これは、問題設定自体が、間違っているとは言わないが、面白くない。
読終えてふと思った。著者(渡辺さん)は、この本を書くより実際に販売 管理システムを作った方が楽だったに違いない。 販売管理システムで学ぶモデリング講座渡辺 幸三翔泳社 2008-05-29Amazonで詳しく見る by G-Tools
秋葉原の事件について、刃物の所持の規制が無いのが問題だとか、いや社会の構造的な問題が根っこにあるとか、色々言われており、そうした要因はたしかに関係しているだろうが、少なくとも加害者の心理の動きは、非常に単純で理解しやすいような気がする。す…